ポケモン映画の原点おすすめ度
★★★★☆
劇場版ポケットモンスター第7作。
宇宙から来たポケモン「デオキシス」の謎に迫る物語。
良くできた作品です。物語は劇場版7作中、一番分かりやすく、一貫しています。
「デオキシス」は一体何をしようとしているのか?
謎は最後まで観ないと解けず、しかしとても分かりやすいです。
話のテンポも良く、ポケモン達の仕草や行動も可愛い☆
映画館での反応を見るかぎり、今までで一番子供に「ウケた」作品なんじゃないか、と思います。
「ポケモンらしさ」の出た作品です。
デオキシスの謎に迫っていく中で、ポケモン嫌いの少年トオイが、ポケモン達と心を通わせ、次第に心を開いていく課程も見事です。
「未知」との交流。自分とは異質の「何か」と触れあおうとすること。
湯山邦彦監督がポケモン映画に託した子供達への願いであり、原点です。
大きなテーマに挑戦した作品ではありませんが、
かわいくて、かっこよくて、スリルがあって、面白い。
そんな作品です。
休日、春夏冬休みに。
きっと、ポケモン達が温めてくれるはず☆
友情メインなポケモン♪おすすめ度
★★★★☆
作品のテイストとしては『水の都の護神 ラティアスとラティオス』と似ていて、ちょっと変わった街で伝説のポケモンの神秘性を見せよう・・・というモノ(その土地に関わりはありませんが)。
それプラス、ポケモンを触る事ができない少年が、徐々にポケモンに心を開いていく過程を描いた作品。
一言でいうと、『ハイテクの街を舞台にした、宇宙から飛来したポケモンと、ポケモンに触る事の出来ない少年の物語』といった感じ。
クオリティとしては例年通りなものですが、やはりマンネリ気味・・・。
ゲストキャラを目立たせたいのはわかりますが、メインのタケシ達をほっぽり出しているのはいただけません・・・。
バトルの事を言うと、この作品は市街地での空中戦メインですが、個人的に『ルギア爆誕』の方が空中戦としては好きです・・・。
全体的にゲストキャラとメインキャラのかけ合いを描く部分が多いので、あまりバトルシーンに期待するとガックリきます。
まとめると、今回は世界の命運をかけた戦いというよりも、人とポケモンとの友情がメインなので、トオイに感情移入さえできれば楽しめると思います♪
これまでで最高のポケモン映画おすすめ度
★★★★★
今回の「裂空の訪問者」は、2004年までのポケモン映画の中で最高傑作だと思います。
まず、同時上映の小品をこの映画と1つに合わせることで、1本にかける時間が長くなってストーリー性が向上したことが挙げられます。もちろん小品の方の要素もしっかり継承されており、こちらの主役級のポケモンが、大作の方でも大活躍しています。
また、ストーリーもとても良いです。E.T.やターミネーターの要素(異星人との交流、機械の反乱)を交えつつ、資源問題や争うことの愚かさを見る人にしっかりと訴えています。というのは、物語の途中で、電気の供給が遮断されてパニック状態になった人たちが、いつしか互いに手を取り合って発電機を動かしたりしているところに現れています。また、宇宙からやって来たポケモンに、地球のポケモンの1つが過剰に警戒して攻撃を仕掛けますが、その宇宙のポケモンは、ただ仲間を探しに来ていただけで、最後はそのポケモンとも協力することになります。
子供たちに最も広く受け入れられているものを通して、電気がなくなってしまえば機械文明などもろいものだということや、自分とは異なる集合に属すものへの寛容さを伝えるのは、大変素晴らしい試みだと思います。今までそういう映画は宮崎駿さんの「風の谷のナウシカ」ぐらいしかなかったのですが、今作品はそれ以上のものを残してくれるでしょう。
ポケットモンスター 裂空の訪問者 DVDおすすめ度
★★★★★
息子のために買ってあげたのですが、自分も見ているうちに引き込まれるくらい、面白かったです。ポケモンにしては、いつもより少し背伸び
した感じで作られているのでは、ないでしょうか。それで、自分も楽しめたのでは、ないでしょうか。
概要
国外でも高い評価を得るアドベンチャーアニメ「ポケットモンスターアドバンスジェネレーション」の劇場版第2弾。サトシたちはラルースシティを舞台に、幻のポケモン・デオキシスと、てんくうポケモン・レックウザとの因縁の対決に巻き込まれる。